求人倍率も高まり、就職しやすい環境になりましたが、全体の従業員のうち非正規の割合は37.4％と依然正社員になるには厳しい現実となっています。そこで今回、正社員になるにはどうすればよいかを紹介します。
正社員になるメリット
近年は一生非正規雇用でもよいという人も一部では見られるものの、非正規の中で正社員になりたい方は多いです。それでは正社員になるとどのようなメリットがあるのでしょうか。まず、給与面が違います。新卒入社直後はそれほど違いはありませんが、年が経つと正社員は年功序列で給与が上がっていくのに対し、アルバイトはほとんど上がりません。国税庁によると、2016年の民間平均給与は421.6万円となっています。一方でアルバイトでは、時給1000円として1日８時間、月に20日働いても年192万円と正社員の半分も満たしません。
また、福利厚生も正社員の方が整っています。勤務中はもちろんですが退職金制度が整っていたりと、老後の保障もあります。加えて社会的信用が高まることもメリットの一つです。非正規に比べて安定性が高いので、ローン審査やクレジットカード契約もしやすいのです。
資格よりも大事なこと
非正規の方で資格取得を目指される方は多いですが、目指す職業に関係しているか、よほどの難しい資格でないとあまり効果を持たないことも多いです。それよりもしたい仕事、職種があればそれに対する熱意を持ちましょう。熱意があれば、そこへ向かっていく努力も苦じゃなくなります。その際に必要、あるいは取っておいた方が有利な資格があるのなら、そこで取ればよいのです。資格取得はあくまでも手段です。手段が目的化しないように、気をつけて就活を行うべきです。
中小企業も見てみよう
有効求人倍率などが高くなり、売り手市場の昨今ですが、大手人気企業に限ってはむしろ人気度が高まり、倍率が低くなっています。ですから、正社員を最優先に目指す場合は、中小企業も見てみましょう。大手人気企業人気が集中しているため、中小企業の倍率は全体以上に低くなっているからです。また大手の採用が一段落すると、中小企業の求人に大手落選組が混じってきて、争いが激しくなります。なんとなく大手を受けるくらいなら、初めから中小を目指すことも一つの方法ともいえます。
あらいも大阪府堺市に本社を置く中小企業の一つです。
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