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堺市は世界文化遺産の登録・採用を目指す

 2017年7月「神宿る島」宗像・沖ノ鳥と関連遺産群が世界文化遺産に登録されたことは記憶に新しいと思います。そしてまた今年も、世界文化遺産登録を目指し、堺市が頑張っています。今回は世界文化遺産登録への取組みやその意義をまとめていきたいと思います。

世界文化遺産とは

 自然と人類の歴史によって生み出され、過去から引き継がれてきたかけがいのない宝物が世界遺産です。世界中の人々が過去から未来へと伝えていかなければならない、人類共通の遺産とされています。

 一口に世界遺産と言っても、記念物や建物などの文化遺産、美しい風景などの自然遺産、自然と文化両方の価値を持つ複合遺産に分けられます。日本では原爆ドームや法隆寺などの文化遺産が17、屋久島や白神山地などの自然遺産が4あり、世界遺産は合わせて21です。

古市・百舌鳥古墳群とは

 大阪府堺市が現在世界遺産登録を目指しているのが古市・百舌鳥古墳群です。ここには古代に造営された古墳が、1600年たった今でも残っています。中でも仁徳天皇陵古墳は全長486メートルでクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵と並ぶ、世界三大墳墓の一つに数えられます。そしてそれを取り巻く様々な形状の古墳群。大きいものも小さいものもすべてが日本の姿を今に伝える貴重な歴史資産です。

世界遺産になるとどうなるか

 ではなぜ、世界遺産登録を目指しているのでしょうか。一つは日本が誇るべき貴重な歴史遺産を次世代に継承していくためです。世界遺産に登録されれば、地域の人や日本人にこの遺産を残していかなければならないという思いがより一層強くなりますし、海外の人もその想いを共有してくれます。

 また、その地が観光地化するという利点もあります。白川郷では毎年60万人であった観光客が150万人程に伸びました。堺市に世界遺産が誕生すれば、大阪では初となりますから、大阪府内に1006億円、堺市に338億円という破格の経済波及効果を生み出すと想定されています。今現在、外国人観光客は関西国際空港から堺市を素通りし、大阪市へ向かっていますが、観光地化が実現すれば、堺市に彼らを呼び込むことが出来ます。外国人観光客は日本の文化を見たいという思いを持っています。そして、堺市には古墳の他にも、茶道、刃物、鉄砲といった日本の歴史がつまっています。ですから、より一層の盛り上がりを期待できるのです。

世界遺産に登録・採用されるためのステップ

 世界遺産に登録・採用されるためには大きく2つのステップがあります。第一段階は国が世界遺産にしたい場所を決め、世界遺産にするようユネスコに推薦することです。そしてその後、ユネスコが世界遺産に登録することを決めれば、晴れて世界遺産に登録されます。

 百舌鳥・古市古墳群は2013年から毎年国内推薦を目指しており、とうとう今年2019年審議に向けて、国内で正式に推薦されることが決まりました。世界遺産登録が決まれば、堺市はもっと盛り上がっていくでしょう。

「株式会社あらい」は古市・百舌鳥古墳群の近くに本社があり、三方よしの経営で堺一番を目指し成長を続ける増改築・リフォームのプロを支える企業す。微力ですが、コツコツ頑張って堺市の盛り上がりの一端を担っていきたいと思います。

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