株式会社あらいは、増改築のリフォームのプロを支える会社として、住宅の増改築・リフォームにまつわる、ありとあらゆる商品を取扱いしている住宅設備機器総合卸と店頭販売の機能を合わせ持つ企業です。
わかりやすく例えるなら、一般的なホームセンターに、住宅設備機器の卸で培った経験、知識を備えた営業マンが常駐し、現場に赴いたり、商品を配達したり、調べものをしたりなど臨機応変に対応するという機能を付加したもので、リフォームのプロの方々を支える企業です。
このような商売の形をしている所は他にはなく、「あらい」は、この独自性に付加価値をつけ、事業構造を進化させていき、人と企業が持続成長していく事で圧倒的な卸企業になっていこうと考えてます。
住宅業界の卸、商社の仕事の特徴
卸、商社も大きなくくりで見れば、卸売業ですが、卸は物流も商流も行う反面、商社は、商品の配送・保管を行っていない場合が多く、物流機能を持っていません。卸は配送、保管、商流の3つの機能を備え消費者に近い視点で、商品を提案し販売するため、小売に近い川下の仕事になります。一方商社は、商品の配達・保管を行っていないため、卸に販売していくのに適しており、メーカーに近い川上の仕事です。つまり両者の違いは、物流機能の有無であり、商品が消費者に届くまでの一連の過程の中で、どこの位置にいるかで区別することが出来ます。
卸は川下に位置する性質上、地域に密着することができますが、3つの機能(配送、保管、商流)に割く経営資源も膨大なものとなります。しかし、これら3つの機能に集中と選択を行うことで、付加価値を生み出すことが出来るのです。
商社は、商流のみ行っておりシンプルではありますが、川上に位置する性質上小回りが利きにくく、付加価値を生み出すことの出来る要素が少ないという側面もあります。
「あらい」の原点
創業当初は、お客様はすでに仕入れ先を持っていましたが、商品・現場の知識を勉強し、素早い対応を心掛けるなどして、注文を頂けるようになっていきました。そして、お客様の要望に応え続けるため様々なメーカー・仕入れ先を増やし、幅広い商材の取り扱いを増やしていく事で少しづつ信頼関係を築いてきました。
創業から5年後には、卸だけで商売していくことは難しいと考え、リフォーム事業も始めましたが、卸との両立が難しく4年後に休止することにしました。しかし、この事業を経験したことで、現場で何が起こるか予期できないこと、たくさんのメーカー商材が必要であること、すぐ商品が必要になることなど、人々の暮らしをリフォームすることの大変さを知ることで、お客様が求めるものと私たちにできる事とを合致させるヒントを得ることが出来ました。
店にたくさん商品があればお客様に喜んでもらえるとの考えのもと、現場に役立つ商品在庫をコツコツと増やすことで、店頭販売を展開し、付加価値を生み出すことで、更にお客様との信頼関係を築き続けてきました。
このようにして、川下である卸の特性を生かし、お客様が求めるものと私たちにできる事とを合致させ、お客様の利便性を追求していく事が、現在のあらいの考え方や行動の基礎をなっております。
これを基にして、「 増改築・リフォームのプロを支える」を合言葉に、差別化されたソリューションである「住宅の増改築・リフォームにまつわる、ありとあらゆる商品の取扱い、店頭商品1万8千点」、「スピードと正確さ」、「気持ちのいい対応」を駆使することで、「ワンストップ・ソリューション・カンパニー」となるべく日々精進しております。
こうして、住宅設備機器の総合卸業者+ホームセンターが合わさったサービスを「戦略的倉庫」と位置づけ、他にはない独自サービスを展開できるようになりました。
現在では、たくさんのお客様にご利用いただき、年商10億を超える企業へと成長を遂げることが出来たのです。
今後の展開
今後は、この基幹事業を更に拡大し、2021年に隣接する土地に店舗増設、現在、18,000点の商品在庫を36,000点まで拡大することを予定しており、「あらいに行けば何でもそろう」という安心感をお客様に持っていただき、さらに信頼度を高めていきます。
そして、取り扱い商品と在庫を合わせた350,000点を即日に出荷できるネット販売の展開を考えています。
加えて、「業務まるごと管理システム」の開発を7年前より行っており、業務効率化を実現し続けています。このシステムは、現在、特許申請中2件、特許申請を2件予定しており、あらいが得た感動と同じ品質で、メーカーとして、このシステムの販売を予定しています。
そして、独自のサービスとEC/IT/IoTを強化、事業構造を進化させていく事で更成る相乗効果を図っていこうと考えています。
圧倒的卸へ
あらいは、経営理念である「社員を幸せにすると共に、増改築・リフォームの業界になくてはならない存在を目指し、社会に貢献する」ことを追求していく企業です。
その為には、私たちは「目の前にある最も難しい問題」を主体的に取り組み解決していかなければなりません。
「目の前にある最も難しい問題」とは、すべての物事のボトルネックとなっている問題です。この問題に立ち向かう方法は、道徳的なものを基本とし、時には、個人、仲間の考え方を修正していかなければなりません。またその問題と正面から向き合わなければならないので、非常に根気や勇気といった力を必要とします。そして、この問題の解決にこぎつける事によって、係る人達(共に働いている仲間、お客様、社会)に喜ばれ、仕事のステージを今より上げることができます。そして、皆から信頼されたり、尊敬されたり、感動を与えたりすることのできる存在になり、多くの人に喜んでもらうようになっていきます。
一人一人がしている仕事に誇りを持つことで精神的な幸せを育み、より会社が立派になることで仲間を物質的に幸せにし、社会に役立つことに取り組み、多くの人に喜んでもらう事を自分たちの喜びとしていけるような考え方こそ重要です。
このような取り組みを循環させていく事で、人と企業の持続成長を目指しております。
株式会社あらいは、「圧倒的卸企業」になるべく、ここまで述べたことを武器に邁進していきます。