就活生の皆さんは、インターンや説明会に参加する際、事前に会社の情報を知るだけで準備を完了させて良いのでしょうか。今回は、就職活動を行うにあたっての心構えについてお話ししたいと思います。
情報収集するための採用サイト
採用サイトには求人サイトを見ていて気づかない、あるいは載っていない情報がたくさんある為、その会社をより知ることが出来ます。
採用サイトとは、企業が採用活動に活かすため制作したサイトの事です。企業サイトの採用情報専用バージョンと思ってもらうと良いでしょう。採用サイトは基本的に学生や就活生に向けて制作されたものですから、難しい言葉ではなく、わかりやすい言葉で事業内容や採用方針などについて説明されています。また、大手ナビサイトと違い、形式は各社が自由に設定できるので、そこから会社の特色や風土を掴む事ができます。
また、採用サイトの中には社員のブログが掲載されている事があります。ブログの掲載は一見簡単そうに見えますが、通常の業務をこなしながら、限られた時間の中で話題を探して、文章を書いて、画像を載せて、チェックしてと様々な工程を経て担当者が記事を作っています。そして、そのブログには社員の日常や会社の雰囲気、その会社が大切にしている事に触れることができる意外と重要なツールです。
入社前に、求職者が会社の事を深く知るための初めの第一歩としてのツールがこれらのサイトです。
これら採用サイト、ブログや、企業ホームページを有効活用し、そのサイトの中にある企業の目指す方向性を見つける事が大切です。
3年以内離職率3割の背景
厚生労働省発表の「新規学卒者の離職状況」によると、入社後三年以内の離職率はおおよそ三割となっております。
この三年以内離職率の数字のみを見て「最近の若者は我慢がない」などと云われたりもしますが、実はこの離職率は30年前のバブル時代からそれほど変わらないのです。
ここから、「就職してみたら思っていたのと違った」や「他にやりたい事が出来た」等の企業学生間のミスマッチが原因で若い人が仕事を辞めてしまうこの状況は今も昔もそれほど変わらないといえます。
この様な、人と企業間での隔たり、お互いのミスマッチを防ぎ、就職(採用)を失敗しない為、お互いが努力しなければならないという課題があります。
昨今の売り手市場を受け、多くの企業が採用の窓口を広げていますが、企業のリソースも無尽蔵ではなく限られていますので、企業風土や考えに合う人財を採用するべく、企業の風土や文化を発信する採用サイトの制作に力を入れています。
就職するにあたっての心構え
人も企業も、失敗と経験を「トッカエッコ」していては、その繰り返しになり、その結果、失敗した経験だけを得る結果になってしまい、限られた時間が浪費してしまいます。
若い時は、時間に対して甘く考えてしまいがちですが、若いからこそ、やりたい事、積み上げていく事を真剣に考え、成功と経験のどちらも手に入れるようにしていく事で時間を味方に付けていくべきではないでしょうか。
これらのサイトで企業に興味を持ち、そして説明会で会社の成長と自分の成長のイメージをつかみ、以後の面接やインターンで会社の雰囲気を確かめ、更に選ぼうとしている会社と将来と自分の成長をより確かなイメージできるかが大切です。
各企業様々な考え方があると思いますが、株式会社あらいでは、「一緒に働きたいか」「育てることができるのか」「共に同じ目標をみて進むことができるのか」を本音で話し合い、お互いの気持ちが高まっていくようにしていく事で、失敗と経験の「トッカエッコ」を防ぐ事が出来るように採用活動に取り組んでおります。
人生は後戻りできません。限りある人生をより実りあるものにしていく為に、たくさんの時間を使う仕事を、なんとしてでも自分の天職とし、立派な人生をあゆむことが出来るようにしていく事が大切であると考えております。
成功と経験を手に入れ、良い人生を歩んでいく為には、社会に出ていく前に、このことを決意して長く働く事の出来る会社を見つけることが重要です。